お給料の説明書

正しいお給料明細の見方を紹介します。

健康保険料は自分で計算できる!

健康保険料って高くない??

お給料から天引されるものの代表的なものに、健康保険料があります!

 

病院にかかった時に、自己負担が3割で済む代わりに、毎月お給料から保険料が天引きされています。

 

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お給料明細を見た事のある方は、この保険料の支払いが結構多いなと思ってますよね?

 

そもそも、この保険料はどうやって決まっていて、どう計算すれば良いのかを知っている方は意外に少ないんです。

 

意外と簡単!自分の社会保険料を計算してみる!

 

そこで、自分の給料明細を見ながら、自分の健康保険料をどうやって計算すれば良いか、簡単にご紹介します!

 

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まず、健康保険料には「等級」という物があります。

これは、毎月のお給料の額に応じて、保険料の負担額を決めるもので毎年3月頃に随時更新されてます。

 

ちなみ、この等級表は各都道府県ごと微妙に保険料が違うんです。

 

最新の等級表はこちら

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat330/sb3150

 

では、さっそくあなたの給料明細から、等級を確認しましょう!

 

まず、あなたが新入社員の場合、初任給の額と通勤手当などを含む月額の給料額を計算します。

 

ここで大切なのは、残業やインセンティブなどの月によって変動するようなものは除いて計算してください。

 

仮に、初任給20万円、月の交通費が1万円だったとします。

 

この場合、21万円の報酬ということになります。

そして、この21万円がどの等級に該当するかを確認します。

 

東京都の例では、18等級で標準報酬月額は22万円となります。

 

あれ?

 

月額21万円なのに、標準報酬月額は22万円ってなんだかズレてますよね。

 

実は、この等級には幅があって、21万円以上23万円未満はみんな同じ等級として扱うんです。

 

だから、21万円の給料の人も、22万円9800円の給料の人も、社会保険料は同じ金額なんです。

 

この場合、どちらも10890円がお給料から天引されます。

 

21万円の人からすると、なんだか損した気分になりますし、22万9800円の方からすると得した気分になりますよね!

 

社会保険には知られざる秘密があります!

 

そして、この保険料には隠された秘密があるんです。

 

実は、皆さんのお給料から引かれる保険料と同じ分だけ、会社も保険料を負担してくれているんです。

 

これはお給料明細にのらない部分ですが、サラリーマンの方は本来の保険料の半分しか負担してないんです!

 

ちなみに、これは社会保険に加入している全従業員同じなので、会社は従業員の人数分だけ社会保険料が増えいくんですね。

 

そう考えると、給料から引かれる保険料もなんだか安く感じますよね!